
労働問題のひとつに、過労死の問題があります。最近は、連日過酷な労働によって肉体及び精神を害した結果として過労死をするというのがよくニュースになります。
働いている本人は、自分や家族または会社のために一生懸命に働いているのでしょうが、健康を害したり命を落としてしまったりしては何の意味もありません。そこで、過酷な労働環境にある場合に労働者としてはこの環境を改善することができるのでしょうか。
労働者の労働時間などは、労働基準法によって定められています。これに違反するような雇用実態があれば、使用者である会社は労働法上の責任を負います。その他にも、遺族は慰謝料を会社に対して請求することができます。過酷な労働の実態が明らかとなれば、労働基準監督所などの行政機関が動くこともあります。これらの手段を講じる前に、自殺といった最悪の選択をするのは避けていただきたいと思います。
労働問題は、過労死だけではありません。会社内での男女間の不当な差別的取扱いであったり、不当解雇や給料が未払いであったりすることも、当然労働問題に含まれます。これらの問題は、すべて法律によって解決することが可能です。確かに、会社内の問題を外部に公表することで会社に居づらくなるかもしれません。
しかしながら、労働環境を改善しなければいつかは健康を害することになります。また、法律相談をしたからといって、法律の専門家が依頼者の考えを無視して法的な手段を講じることはありません。ですから、法律相談というものを何か大変なもののように考えないで下さい。もっと気軽に、相談していただきたいと思います。